ブレーキキャリパー オーバーホール バイク用④ブレーキオイル交換 エア抜き

バイク

こんにちはTエブリデイです。今回はバイクにキャリパーを取り付けブレーキホースをつなぎブレーキオイルを入れてエア抜きしました。

先ず、現在付いているゼファー純正キャリパーを取り外します。そのまま外すとオイルが漏れるのでオイルを抜いてから外します。ブレーキオイルはバイクにかかると塗装が剥がれますのでマスターシリンダーカップの周りはタオルで養生して、注射器 シリンジで吸い取って抜きました。

オイルはマスターシリンダーカップとキャリパー側のブリーダーボルトから抜きます。ブリーダーボルトには耐油シリコンチューブを取り付けます。チューブをつけないでブリーダーボルトを緩めるとオイルが飛び散り、バイクにかかってしまうからです。チューブひシリンジをつけて引くとオイルが抜けてきます。ある程度オイルが出なくなったらホースを外します。ホースの中に残っているオイルがたれてきますのでビニール袋などを被せて受けにします。

パッドピンをステンレスのものに変更しました。パッドピンカバーボルトのネジ山が潰れてエキストラクターで外して使い物にならなくなったからです。デイトナパッドピンセット品番32991を使用 純正より5mm長いです。奥行きに余裕があるので問題はありません。

ニッシンのキャリパーにはブレーキパッドにカバーが着いていたので元通りに組み上げ、パッドの裏、ピストンの当たる部分にシリコングリスを塗ります。パッド押さえ部品を忘れずに取り付け、パッドピンをパッドに通します。パッドピンにシリコングリスを薄く塗ります。

パッドピンとパッドピンカバーのねじ山にパーマネント アンチシーズを塗り締めこみました。このグリスは高温箇所のねじのかじりを防止するグリスです。マフラーボルトなどに使用しています。ブレーキも熱くなる部分なので予防ですね。またネジが外れないと困るので。

バンジョーボルトとホースの間にアルミワッシャーを挟みます。こちらも再利用不可なので新品に交換しました。ホースも繋ぎ終わったのでこれからエア抜きです。ゼファーはダブルディスクなので、マスターから遠い方からエア抜きをします。

写真は右側ですが左側も同じ様にブリーダーボルトにメガネレンチとチューブを取り付けます。マスターカップにオイルを入れてブレーキレバーを握る離すを繰り返します。基本は握ってはなしてを繰り返してレバーが硬くなったらレバーを握りながらブリーダーボルトを素早く緩めてすぐ閉める、またレバーを握るはなすを繰り返してブリーダーボルトを緩めてエアを抜くを何度もやって当たりを出すのですが、時間がかかるため、私はブリーダーボルトの先につけたチューブにシリンジをつけて強制的にエアーを抜いて時間を短縮しました。両方のキャリパーのブリーダーボルトからエアが出なくなってもまだレバーが硬くなりません。ここからはマスター側から抜きます。

※マスターカップのオイルが無くなるとエアーを吸って最初からやり直しになるのでオイルがなくならないように注意しながら作業します。

エアーは上に上がるので、マスター側のバンジョーボルトをブレーキレバーを握りながら素早く緩めて締めます。この作業は一人でやるとオイルが飛び散り大変なのです。私は便利なエアフリーバンジョーボルトに交換しております。バンジョーボルトにブリーダーボルトがついているのです。ブリーダーボルトならチューブをつけられるのでオイルが飛び散る心配はありません。

私はエア抜きは時間がかかるので苦手でしたが、エアフリーバンジョーボルトより上から抜く方法をやることにより、かなり時間短縮できるようになり、苦ではなくなりました。エア抜きが苦手な人は試しに仕上げは上からエア抜くをやってみると、いつもより早く作業が終わるかもしれません。おすすめです。

ビフォー、アフター。金色のマスターになりカスタム感が増しました。満足です。後は試運転をしてブレーキの様子を確認します。性能アップしてたらうれしいです。

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