こんにちはTエブリデイです。キャリパーの掃除をするためにピストンを抜いて、2つに分割します。
キャリパーピストンが4個あります。抜く方法はエアーで押し出すのが一般的かと思いますが、エアーコンプレッサーがないので油圧を使って出しました。
メタルラバーをピストンに吹き付け、浸透させてピストンの動きを良くします。幸いにも固着していなかったのはラッキーでした。
中古でキャリパーのみ購入して、バイクに着いてない状態なので、手持ちのマスターシリンダーとハンドルをクランプでブロックに固定して油圧の環境を作ってピストンを押し出しました。均等に出てこないため脱落防止にまずは木の板に挟ませます。
均等に出た後は木の板を抜いてピストン同士がぶつかるように更に押し出しました。27mmの方は出が悪いピストンがありました。この状態にしてからトルクスボルト4本を外して分割しました。
30mmのピストンはキャリパーツールで力を入れず難なく外れました。出の悪い27mmは硬いですね。なかなか外れません。引いてダメなら押して見ろで一回戻しました。そして抜く時のコツは左右にグリグリ動かすのではなく、一方向に回しながら引っ張ると難なく抜けると思います。私は時計回りに回して外しました。ずっとキャリパーツールを握っていると手が痛くなるので革手をはめて作業することをお勧めします。
ピストンが抜けたらキャリパーシールを外します。アストロプロダクツのシール外しツールを使いました。先端が丸くなっており、キャリパーに傷がつきにくいです。シールのハマっている溝にカスがある場合はきれいに取りのぞきます。私のキャリパーにはカスがなく、きれいな状態でした。
シールを全て外してエア抜きボルトも外したら灯油に漬けます。
一晩置いて真鍮ブラシで汚れをこすります。
パート③に続きます。
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